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【コーヒードリッパーの選び方】カリタ、メリタ、ハリオのドリッパーの違いを紹介

投稿日:2018年3月17日 更新日:

カリタ、メリタ、ハリオのドリッパーの違いとは?

お手軽なレギュラーコーヒーの淹れ方として広く普及しているペーパードリップ。

 

ペーパードリップに対応しているドリッパーは様々なメーカーからたくさんリリースされていますが、
やはりカリタ式メリタ式ハリオ式がメジャーなところかと思います。

 

それぞれ特徴があり、想定されている抽出方法も若干異なるのが注目ポイント。

 

今回はこれら3つのドリッパーの違いを詳しくみていきます。

 

 

企業としてのカリタ、メリタ、ハリオ

カリタ

カリタは1958年創業の横浜市に本拠を構える日本のコーヒー機器総合メーカーです。

赤いタータンチェックのコーポレートカラーをパッケージにデザインした製品の数々は、

コーヒーショップの店頭で見かけることも多々ある人気のブランドです。

 

メリタ

メリタは1908年創業のドイツに本社を置くコーヒー機器総合メーカーです。

主婦のメリタ・ベンツが発明したペーパードリップ方式は瞬く間に世界を席巻し、

現在では3000人以上の従業員を抱え、売上げも14億ユーロを誇る世界的な企業に成長しています。

 

ハリオ

ハリオは1921年創業の東京に本拠を構える耐熱ガラスメーカーです。

国内唯一の耐熱ガラス工場を保有しており、理化学用品からキッチンウェアまで、

幅広く開発・製造・販売を行っている会社です。

近年はV60シリーズが人気を集め、プロからも高評価を得ています。

 

3つのドリッパーの形状を比較する

カリタ式ドリッパー

 

 

カリタ式ドリッパーは逆円錐と扇型を組み合わせた形状をしています。

 

頂上部分は正円状なので、どこからもお湯を注ぎやすくなっています。

 

頂上部分から内側の4面に等間隔で溝が設置してあり、お湯の流れをサポートします。

 

 

底部には穴が3つありお湯が素早く透過します。

 

 

ペーパーフィルターは逆台形型となります。

 

メリタ式ドリッパー

 

メリタ式ドリッパーは逆円錐と扇型を組み合わせた形状をしており、

カリタ式と似た外見となっています。

 

頂上部分は正円状なので、どの角度からもお湯を注ぎやすくなっています。

 

内側の4面にはお湯の流れを整えるための等間隔の溝が施してありますが、

フィルターの型番や年代によって溝が始まる位置が異なるなど、

多少バラエティがあります。

 

 

底部には穴が1つだけなので、透過速度は比較的遅めです。

 

 

ペーパーフィルターはカリタ式と同様で逆台形型となります。

 

ハリオ式ドリッパーの形状

 

ハリオ式ドリッパーは逆円錐状の形状をしています。

 

頂上部分は正円状なので、どこからもお湯を注ぎやすくなっています。

 

内側には頂上から底部に向かって、スパイラル状の溝が施してあり、

お湯が回転しながら中心に向かって流れるように設計されています。

 

 

底部にはギザギザの大きめの穴が1つ設けてあります。

 

 

ペーパーフィルターはカリタ式・メリタ式と異なり、逆円錐形となります。

 

セットするとドリッパーの底部の穴から逆円錐の頂上が顔を出します。

 

3つのドリッパーの透過速度を比較する

ドリッパーにペーパーフィルターをセットし、

150ccの水を一度に投入し、透過する速度を計測してみます。

太い水流が終わり、水滴になった段階でストップします。

 

フィルターによって吸水速度が異なるので、

あらかじめ少量の水で濡らしておきます。

実験の試行回数はそれぞれ3回です。

 

カリタ式ドリッパーの透過速度

カリタ式では平均すると約21秒で透過しました。

 

メリタ式ドリッパーの透過速度

 

メリタ式では平均すると約35秒で透過しました。

 

ハリオ式ドリッパーの透過速度

 

ハリオ式では平均すると約25秒で透過しました。

 

 

まとめると、透過速度は下記の順になります。

 

カリタ式(約21秒)>ハリオ式(約25秒)>メリタ式(約35秒)

 

これらの透過速度の違いから、それぞれのドリッパーには推奨される抽出方法があり、

カリタ式とハリオ式は蒸らしたあとに、2〜3回にわけて抽出する透過法が推奨されています。

 

一方メリタ式は蒸らした後に、一度に抽出分のお湯を注いでドリッパーに貯める浸漬法が推奨されています。

 

カリタ式とハリオ式の透過法では、

お湯を“の”の字を描くようにゆっくり細く垂直に複数回注いでいく必要があるので、ある程度慣れが必要となります。

お湯を太くすると薄くなり、細くすると濃いめのコーヒーになる傾向があるので、

経験を積めばコーヒーの濃度をコントロールできるメリットがあります。

 

一方メリタ式の浸漬法では、お湯を溢れない程度の勢いで希望の分量を注ぐだけなので、

それほどポッドの扱いに気を遣う必要がなく、安定して同じ味のコーヒーを淹れられるメリットがあります。

 

3つのドリッパーとペーパーフィルターの相性

ドリッパーにペーパーフィルターをセットして使うという性質上、

ペーパーフィルターがいかにドリッパーにフィットしているかが重要になります。

 

逆台形型フィルター

逆台形型のフィルターの場合、折る箇所が2カ所あり、

また形も複雑なので、フィルターをドリッパーに密着させるには試行錯誤が必要となります。

 

折り目通りに折らず、余分にマージンをとって折ってみてドリッパーにセットし、

お湯をかけて密着具合を確かめるなどしてみるとよいでしょう。

 

 

メリタ式は抽出穴が1つだけなので、

フィルターが多少ずれても安定して抽出することができます。

 

 

一方カリタ式は抽出穴が3つあるので、

フィルターがずれていると偏った穴ばかりから抽出液が流れでてしまいます。

 

3つの穴から均等に抽出されるようにするには、

フィルターのセッティングに気を遣う必要があります。

 

逆円錐型フィルター

逆円錐型のフィルターの場合、折る箇所が1つだけであり、

また形も単純なので、簡単にドリッパーにフィットすることができます。

 

 

ハリオ式ではドリッパーの穴ではなく、

フィルターの先端部分から抽出液が出てくるので、太く安定した流れで抽出することができます。

 

まとめ

ドリッパーの選び方

  • カリタ式:淹れ方やフィルターのセッティングにもっとも気を遣うテクニカルなドリッパー
  • メリタ式:安定した味のコーヒーを手早く楽しみたい方向けのドリッパー
  • ハリオ式:フィルターを簡単にセットできるので、淹れ方に集中したい方向けのドリッパー

 

 

簡単にまとめてみましたが、上記はあくまで筆者の主張にすぎません。

是非それぞれのドリッパーに触れ、実際にコーヒーを味わってみていただければと思います。

 

自分のコーヒースタイルにフィットするドリッパーに出逢えたら、毎日のコーヒータイムがきっと楽しくなりますよ!

 

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